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慶應義塾大学と大阪大学の共同研究者が、自己免疫疾患モデルにおける安定/機能誘導型制御性T細胞(S/F-iTregs)の主要な非臨床データを発表

(この発表の正式言語は英語であり、表現や内容については英語の原文が優先されます)

慶應義塾大学と大阪大学のRegCell共同研究者は、ISID 2023東京サテライトミーティングにおいて重要なデータを発表しました。発表では、マウス天疱瘡モデルにおいて、S/F-iTregが天疱瘡に関連する臨床スコア、anti-Dsg3 IgG titer、その他の自己免疫マーカーを有意に減少させることが示されました。共同研究者はまた、天疱瘡患者から採取したサンプルから作製したS/F-iTregsが、in vitroで自己T細胞増殖を強力に阻害したことも報告しました。

天疱瘡は重篤で、時に致命的な自己免疫性皮膚疾患である。RegCell社独自のプラットフォームは、生体内で安定し、高度な機能性を維持する誘導型抗原特異的制御性T細胞(Treg)の作製を可能にしています(S/F-iTregs)。RegCell社は、Tregの最初の発見者である大阪大学および京都大学の坂口志文教授によって共同設立されました。

Tregは免疫の自己寛容を管理する上で中心的な役割を果たしており、Tregの枯渇や機能不全は多くの自己免疫疾患に特徴的です。「Tregを自己免疫疾患の治療薬として使用することは、長年にわたって注目されてきました。 しかし、抗原特異性と持続性の欠如が、Tregの実用化を遠ざけてきておりました。抗原特異的で安定した機能的なTregを作り出す方法は、未解明でした。RegCell独自のプラットフォームが、抗原特異的なエフェクターT細胞をTregに変換させ、その機能を維持することにより、この目標を達成できると考えています。」と坂口教授は話します。